「最近、髪がまとまらなくなった」「以前と同じケアをしているのに、なぜかパサつく」「うねりが強くなった気がする」——40代・50代のお客様から、こういったご相談をいただくことがとても多くなりました。これは気のせいでも、手抜きのせいでもありません。更年期に起こる体内のホルモンバランスの変化が、髪質に大きな影響を与えているのです。今回は、更年期の髪質変化の原因と、正しいケアの順番について、スタイリスト歴20年の私・佐々木学が丁寧にお伝えします。
更年期に髪質が変わるのはなぜ?
更年期を迎えると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に低下します。このエストロゲンは、髪の成長サイクルを正常に保ったり、髪に必要な潤いや弾力を維持したりするうえで非常に重要な役割を担っています。
エストロゲンが減少すると、髪に起こる変化はひとつではありません。複数の変化が同時に、しかも少しずつ進行するため、「いつからこうなったのか分からない」という感覚になりやすいのが特徴です。
代表的な髪質の変化4つ
- うねり・くせが強くなる:毛穴の形が変化することで、髪が均一に生えなくなり、うねりやくせが出やすくなります。
- パサつき・ツヤの低下:皮脂分泌が減り、キューティクルが乱れやすくなるため、光を反射しにくくなります。
- ボリュームの低下・細毛化:毛包(髪の根元にある袋)が小さくなり、一本一本が細く・やわらかくなります。
- 白髪の増加:メラノサイト(色素を作る細胞)の機能低下により、白髪が一気に増えることがあります。
重要なのは、これらの変化は「老いた髪」ではなく「体の変化を正直に映している髪」だということです。原因が分かれば、正しいアプローチができます。焦らず、正しい順番でケアをすることが大切です。
「トリートメントをしているのに綺麗にならない」その理由
更年期の髪質変化に気づいたとき、多くの方が最初に手を伸ばすのはトリートメントです。ドラッグストアやネットで評判のいいものを選んで、毎日丁寧に使っている——それなのに「なぜか変わらない」という声をとても多くいただきます。
その理由は、ケアの順番にあります。
私がいつもお客様にお伝えしていることがあります。それは「土台を整えてから、初めてトリートメントが活きる」ということです。
更年期によって強まったうねりやくせを放置したまま、トリートメントだけを繰り返しても、髪の内側に成分が入りにくい状態が続きます。まるで、凸凹した地面にどれだけ水を撒いても均一に浸透しないのと同じイメージです。
正しいケアの順番とは
うねり・くせの状態を正しく診断する
まず現在の髪の状態を正確に把握することが出発点です。うねりの種類・強さ・ダメージの有無によって、最適なアプローチがまったく異なります。自己判断ではなく、専門家に診てもらうことを強くおすすめします。
土台(うねり・くせ)を整える
必要であれば縮毛矯正で土台を整えます。土台が整うことで、その後のトリートメントや日々のホームケアが何倍にも活きてきます。「縮毛矯正=不自然なストレート」というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、今の技術では自然なさらっとした仕上がりが実現できます。
髪質改善トリートメントでツヤと扱いやすさを引き出す
実際にいただいたお客様の声
「いつも行っていた美容院には『矯正は当てられないです』と断られていました。」
「それでも大丈夫ですよと言ってもらい、安心しました。」
「仕上がりも綺麗で、娘も大満足しています。」
※ホットペッパービューティー掲載口コミから一部抜粋しています。仕上がりや感じ方には個人差があります。
実際の口コミをすべて見る
正しいホームケアで日常から維持する
美容室での施術が100%の状態だとすると、日常のケアを見直さないと毎日少しずつ状態が下がり、1ヶ月後には70%になってしまいます。逆に、正しいホームケアを続ければ100%を長く維持することができます。施術はゴールではなく、今日からの始まりです。
更年期の髪質変化に「髪質再建」という選択肢
「更年期の髪の変化に加えて、過去のカラーや縮毛矯正のダメージも重なっている」——そんな方も、実はとても多いです。こうした方の場合、通常の髪質改善トリートメントだけでは対応しきれないことがあります。
シュヴーブリヤンでは、そのような方のために「髪質再建」というアプローチをご用意しています。
髪質改善が「土台を整えて艶を引き出すこと」だとすれば、髪質再建は「壊れてしまった土台そのものを、時間をかけて作り直すこと」です。一度の施術で完成させようとせず、髪が耐えられる範囲で少しずつ進める——この考え方が、無理のない美髪再生につながります。
髪質再建の対象となる方
- 他店での縮毛矯正やカラーを繰り返し、髪の内部がひどく傷んでいる方
- ブリーチと矯正の重ねがけで、髪がビビリ毛になっている方
- 更年期の変化に加えて、長年のダメージが重なっている方
- トリートメントを繰り返しても変化を感じられない方
毎日のホームケアが更年期の髪を守る
更年期の髪質変化は、美容室の施術だけで解決できるものではありません。日常のケアとセットで初めて、変化を実感できます。
最初に見直すべきはシャンプー
ホームケアの中で最も重要なのはシャンプーです。市販のシャンプーの多くは、成分の面で髪や頭皮への負担が大きいものが少なくありません。更年期でなくても髪の潤いが失われやすいこの時期に、シャンプーを変えるだけで髪の状態が大きく変わることがあります。
「市販で何がいいですか?」というご質問をよくいただくのですが、正直にお伝えすると、実際に髪を見てからでないと適切なご提案が難しいのが現状です。まずはご相談いただければ、お一人おひとりの髪質に合ったものをご提案いたします。
ホームケアの5ステップ
- シャンプー:傷ませることをやめながら、少しずつ栄養を補給して髪の表面や内部を補修し、手触りや扱いやすさを整えます。傷んだ部分そのものが元の状態に戻るわけではないため、必要に応じてカットと、新しく伸びる髪をきれいに育てる計画を組み合わせます。
- 集中ケア美容液トリートメント:髪の内側から体力を蓄える
- トリートメント:体力の回復と滑り性の向上
- アウトバストリートメント(流さないタイプ):キューティクルの保護・保湿・ツヤのキープ
- 継続すること:正しいホームケアを続けることで、70%以下に落ちた髪の状態も少しずつ改善できます
更年期の髪質変化は、正しい順番とケアを積み重ねることで、改善が期待できます。「もう諦めている」という方ほど、カウンセリングで話してみてください。原因が分かれば、道筋が見えてきます。
シュヴーブリヤンは完全予約制・完全マンツーマンでご対応しています。担当者が途中で変わらないため、髪のお悩みも落ち着いてご相談いただけます。初回は必ず髪を濡らして乾かして素の状態を確認し、お一人おひとりの髪の履歴・ライフスタイルをじっくりお聞きしたうえで、最適な施術と計画をご提案します。
「更年期で髪が変わってしまった」「どこに相談したらいいか分からなかった」——そんな方のご連絡を、心からお待ちしています。まずはLINEで気軽にご相談いただくか、Instagramで日々の施術事例をご覧ください。
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