縮毛矯正をしたのに、仕上がりがチリチリになってしまった。そんな経験をされた方からのご相談が、シュヴーブリヤンには少なくありません。せっかくまとめようとした髪が、かえって扱いにくくなってしまう。その不安と悔しさは、想像するだけで胸が痛くなります。このブログでは、縮毛矯正後のチリチリが起こる背景と、髪の状態を確認する手順、そして「髪質再建」という考え方についてお伝えします。
縮毛矯正後のチリチリ、何が起きているのか
縮毛矯正後にチリチリになる状態は、美容室用語で「ビビリ毛」と呼ばれることがあります。髪の内部のタンパク質が過剰に変性し、弾力を失った状態です。見た目では縮れてワシャワシャした質感になり、触るとゴワつく、または逆に柔らかすぎてフニャっとする、という特徴が出ることがあります。
大切なのは、「チリチリになった=髪が終わり」ではないということです。状態の深刻さには段階があり、正しく確認してから対処法を考えることが重要です。
チリチリになりやすい髪の状態とは
- 過去にブリーチやハイトーンカラーを繰り返してきた髪
- 縮毛矯正の施術を複数回重ねてきた履歴がある髪
- パーマと縮毛矯正を繰り返してきた履歴がある髪
- もともと細くてダメージを受けやすい髪質
- 自己判断でセルフカラーを続けてきた髪
これらの状態が重なっているほど、髪の内部構造はデリケートな状態になっています。縮毛矯正に使う薬剤や熱は、健康な髪にとっては問題なくても、すでにダメージを受けた髪には過剰な負担になることがあります。
チリチリになった原因は一つではありません。髪の履歴・施術前の状態・薬剤の選定・塗布の方法・アイロンの温度と技術、これらすべてが絡み合っています。だからこそ、まず「今の髪がどういう状態にあるか」を正しく確認することが最初のステップです。
シュヴーブリヤンでの確認の手順
チリチリになった髪をご相談いただいたとき、私がまず行うのは「診断」です。見た目だけでなく、実際に濡らして確認し、素の状態を見ることで今後の方針が決まります。
カウンセリングで髪の履歴を丁寧にヒアリングする
縮毛矯正・カラー・パーマの回数と期間、ブリーチの有無、セルフカラーの履歴、家でのアイロン頻度と温度、使っているシャンプーやトリートメントまで、できるだけ詳しくお聞きします。「よく覚えていない」という方も、わかる範囲で大丈夫です。
髪を濡らして素の状態を確認する
初回は必ず髪を濡らして乾かし、素の状態を見ます。乾いた状態だけでは見えない、内部のダメージや弾力の残り具合を確認するためです。濡れたときにトロトロになる、引っ張ると切れそうになる以上に絡まる、といった状態は、注意が必要なサインです。
キューティクルと内部構造の状態を見る
手触り・見た目・弾力・水の吸い込み方などを総合して、髪の内部がどれほどダメージを受けているかを判断します。この段階で初めて、今後どういう施術が可能かという見通しをお伝えできます。
今後のロードマップを正直にお伝えする
「今日一回で完全に戻る」という場合は多くありません。状態によっては、複数回かけて少しずつ整えていく「髪質再建」のフェーズが必要になります。その見通しと期間を、最初に正直にお伝えすることが私の方針です。期待値のズレを防ぐことも、大切なケアの一つだと考えています。
「髪質改善」ではなく「髪質再建」が必要なとき
チリチリになった髪に対して、「トリートメントを繰り返せば戻るかな」と試みる方がいらっしゃいます。その気持ちはよくわかります。でも、髪の内部構造そのものが大きく傷んでいる場合、通常のトリートメントでは土台に届かないことがあります。
私が「髪質改善」と「髪質再建」を分けて考えているのは、対処すべき深さが違うからです。
- 髪質改善:土台はある程度整っている状態で、艶や扱いやすさをさらに引き出していくこと
- 髪質再建:土台そのものが壊れている状態を、時間をかけて作り直していくこと
縮毛矯正後にチリチリになった方の多くは、実質的に「髪質再建」の段階にあることが少なくありません。このフェーズでは、一度の来店で完成させようとするのではなく、髪が耐えられる範囲まで少しずつ進めながら、複数回のロードマップで対応していきます。再建が一定のところまで進んだあとは、艶や扱いやすさを積み上げる「髪質改善」のフェーズへと移行していきます。
私の考えでは、施術はゴールではなくスタートです。チリチリになった髪を「今日だけ整える」のではなく、「半年後・1年後にどういう髪にしたいか」を一緒に考えるところから始めます。再建にかかる期間の見通しを最初に正直にお伝えするのは、途中で期待とのズレが生まれないようにするためです。
髪質再建縮毛矯正プランについて
シュヴーブリヤンには、深刻なダメージ毛を対象とした「髪質再建縮毛矯正プラン」があります。カット+美髪縮毛矯正+髪質改善トリートメントで構成され、料金は¥35,000、所要時間は約4時間30分です。
通常の縮毛矯正との大きな違いは、施術の前後にあります。事前カウンセリング・再建計画書の作成・毎回の経過撮影・次回の施術設計がセットになっており、「今日で完成させる」ではなく「髪が耐えられる範囲で丁寧に進める」設計になっています。
再建後の髪を守るために、日常ケアが鍵になる
施術でどれだけ丁寧に整えても、日常の過ごし方がそのあとの髪を決めます。施術直後の状態を100%とすると、何もしなければ毎日少しずつ状態は下がっていきます。1ヶ月で70%になることも珍しくありません。逆に言えば、正しいホームケアを続けることで、その下がり方をできるだけ緩やかにすることができます。
まず変えるべきはシャンプー
ホームケアの中で最も影響が大きいのはシャンプーです。毎日使うものだからこそ、髪と頭皮への影響も積み重なります。市販のシャンプーの中には、髪に負担をかける成分が含まれているものもあります。「何がいいですか?」と聞かれることがよくありますが、実際の髪の状態を見ないと一概には言えません。まずはご相談ください。
ホームケアの基本的な考え方
- シャンプーで、これ以上傷めることをやめる
- 集中ケア美容液で、髪に栄養を蓄える
- トリートメントで、弾力と滑り性を取り戻す
- アウトバストリートメントで、キューティクルを保護しながら保湿する
- この積み重ねで、70%以下になった髪も少しずつ上向かせていく
シュヴーブリヤンでは、縮毛矯正・髪質改善を専門とする東京の美容師が開発したホームケア商品を使用しています。施術と同じ考え方で作られているため、相性がよく、施術後の状態を日常で維持しやすい設計になっています。
縮毛矯正でチリチリになった髪は、まず正しく状態を確認することから始まります。シュヴーブリヤンは完全予約制・完全マンツーマンで、カウンセリングから施術・ホームケアの提案まで、佐々木が一貫してお応えします。「どうせ無理かな」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
ご予約・ご相談はLINE(@kcf8333t)から受け付けています。施術前のご質問も、LINEでお気軽にどうぞ。日々の髪のことはInstagram(@manabyst_hair)でも発信していますので、ぜひご覧ください。