縮毛矯正をした後、朝起きたら毛先が曲がっていたり、後頭部に寝癖がついていたりすると、「縮毛矯正が取れたのでは?」と不安になることがあります。多くの場合、一晩で縮毛矯正そのものが元に戻ったのではなく、寝ている間の水分や圧力で一時的に形がついています。まずは髪を無理に引っ張らず、正しい手順で直してみましょう。

寝癖と「くせ戻り」は同じではありません

寝癖は、寝汗、乾かし残し、枕との摩擦、同じ方向へ長時間押されたことなどでつく一時的な形です。根元を濡らして乾かし直すと整うことが多く、毎朝同じ場所に同じ波が残るとは限りません。

一方、髪を濡らして根元から乾かしても一定のうねりが残る、施術直後から同じ場所だけ膨らむ、左右で仕上がりが大きく違う場合は、単なる寝癖ではない可能性があります。写真だけで判断せず、いつから・どの場所に・濡らした後も残るかを確認します。

朝だけ形がつき、濡らして乾かすと戻るなら、まず寝癖として対処します。濡らしても毎日同じうねりが残る時は、施術状態を確認するため美容師へ相談してください。

✦

寝癖は毛先だけでなく根元から濡らす

曲がっている毛先だけへ水をつけても、寝癖の原因が根元にあると形は直りにくいです。寝癖がついた部分を持ち上げ、根元とその周辺へ霧吹きなどで少しずつ水分をなじませます。表面だけをびしょびしょにする必要はありません。

縮毛矯正後の寝癖を直すため髪の根元へ霧吹きで水分をなじませる日本人女性

寝癖の中心になる根元と周辺へ水分をなじませ、形をいったんリセットします。

  1. 寝癖の位置を確認し、髪をやさしく分ける
  2. 根元から中間へ水分を少しずつなじませる
  3. 指で髪を左右へ動かしながら根元をほぐす
  4. 毛先だけを強く引っ張ったり、こすったりしない

寝癖直し用ミストは量とつける場所が大切です

寝癖直し用ミストや洗い流さないトリートメントは便利ですが、多くつければ早く直るわけではありません。根元が原因なのに毛先へ油分だけを重ねると、形は残ったまま重く見えることがあります。水分で形を戻し、必要に応じて毛先へ少量のケア剤を使います。

✦

根元から毛先へ乾かし直す

濡らした後は、根元へ指を入れて風の通り道をつくります。最初から毛先を引っ張るのではなく、根元を左右へ動かしながら乾かし、ある程度整ってから上から下へ風を通します。最後に冷風を当てると、熱がこもったままになるのを防げます。

縮毛矯正後の寝癖を根元からドライヤーで乾かし直す日本人女性

ドライヤーは根元から毛先へ向け、同じ場所へ熱を当て続けないように動かします。

濡らした部分を半乾きのまま残すと、時間がたって再び形がつきやすくなります。表面だけでなく内側まで乾かしてください。
✦

朝のアイロンは低めの温度で必要な場所だけ

水分を含んだまま高温のアイロンを当てるのは避けます。まずドライヤーで完全に乾かし、それでも毛先の曲がりが残る時だけ、低めの温度から必要な部分へ短時間で使います。何度も同じ場所を挟むと、縮毛矯正後の髪へ熱の負担が重なります。

寝癖を毎朝アイロンだけで押さえる状態が続くなら、夜の乾かし残し、寝る前の髪の湿り、ケア剤の量、枕との摩擦を一度見直します。寝る直前に洗う場合も、根元とえり足まで乾いているかを確認してください。

美容室で100%に整えても、毎日の摩擦、熱、乾かし残しによって1か月後には70%まで下がることがあります。施術がゴールではなくスタートです。朝の直し方だけでなく、夜の乾かし方まで含めて、綺麗が続く状態を設計します。

寝癖なのか施術後のうねりなのか判断できない場合は、髪を濡らして乾かした後の写真も添えてLINEでご相談ください。完全予約制・完全マンツーマンで状態を確認します。